近年新たなモビリティとして注目を集めている電動キックボードは、その手軽さが魅力の快適な乗り物です。メーカーやレンタルサービスの数は流行に伴って増加傾向にあり、日本でも徐々に普及が進んでいます。
しかし、法的には原付バイクなどと同等の扱いを受ける他、定期的なメンテナンスや有事の際には修理が必要になるので、購入後の取り扱いには充分に注意が必要です。この記事では、電動キックボード購入後の注意点について解説します。
1. 電動キックボードを買った後に必要な事
2. 電動キックボードの保管場所は?
3. 電動キックボードのメンテナンス
4. 電動キックボードの盗難対策
5. 電動キックボード街乗りの注意点
6. 電動キックボードが壊れたときは?
7. 電動キックボード購入後の保管やメンテナンスなどのまとめ
電動キックボードを買った後に必要な事
購入しすぐに試運転してみたいところですが、まずは機構や保安部品の確認をしましょう。自身での組み立てや装備の取り付けが必要な場合もありますので、取扱説明書を見ながら漏れがないようきちんと組み立ててください。広い場所で行うほか、先に保管場所を確保しておくことをおすすめします。
また、公道を走るための準備も必要です。お住まいの役所にてナンバープレート発行手続きを行い、自賠責保険に加入しましょう。ナンバー取得代行サービスを実施しているメーカーもあるため、都合に合わせて利用することをおすすめします。
電動キックボードの保管場所は?
バッテリーやモーターを搭載している都合上、通常のキックボードよりも一回り大きい場合がほとんどです。ハイパワーなモデルは特にかなりの大きさになる傾向にあるため、ゆとりのある場所を用意する必要があるでしょう。比較的場所が広いうえに置いておけばすぐに乗れるため、玄関先に置いておくことが多いと思われますので、防犯の徹底が推奨されています。
また、多くの電動キックボードは折りたたみができるよう設計されています。保管時は折りたたんでおくことで省スペース化を図ることができるでしょう。
購入前に可能であれば実店舗でサイズ感を確かめるほか、ホームページ等でサイズや折りたたみ機能の有無を確認しておくことをおすすめします。
電動キックボードのメンテナンス
安全で快適な走行が続けられるよう、定期的なメンテナンスが必要です。事故を防ぐために機構部分の洗浄や潤滑を行う必要があるほか、折りたたみ機能がある場合は接続部分の緩みが無くなるようネジを締め直さなければいけません。
メンテナンスや出張修理を請け負っているメーカーも多く存在します。購入時に案内してもらえることもありますので、うまく活用すると良いでしょう。
電動キックボードの盗難対策
サイズ的に場所を取る以上、玄関先などに置くことが多いと思われます。そのため、適切な盗難対策を行うことを推奨します。
チェーンロックやワイヤーロックで駐輪場所にしっかりと繋いでおくだけでも防犯になります。購入時に併せて案内してもらえることもありますので、駐輪場所を考慮して購入を検討すると良いでしょう。鍵の紛失の心配がないので、指紋認証の電子錠などもおすすめです。
また、他社が動かしたりすると警報が鳴るイモビライザーキーをオプションとして販売しているメーカーもあります。ロックと併用することで安心のセキュリティを構築できます。
電動キックボード街乗りの注意点
快適で便利な街乗りを楽しめる電動キックボードですが、公道走行には様々な制限がつきまといます。ナンバープレートや保安部品の装備、ヘルメット装着のほか、運転免許証の携帯が必要です。メーカーには消費者にこれらの事項を説明する義務がありますので、購入時の説明をよく聞き遵守しましょう。
また、電動キックボードはその性質上、法的に原付自転車などと同等の扱いを受けます。事故や事件を起こさないよう速度に注意し、安全運転を心掛けましょう。
電動キックボードが壊れたときは?
土や石が機構に挟まっている、ネジが緩んでいるなどであればセルフメンテナンスでの解決が可能です。しかし、モーターや基盤に問題が発生している場合は、メーカーに問い合わせる必要があります。民間の修理サービスなどは現状ほぼ存在しないため、基本的には購入したメーカーに依頼することになるでしょう。出張修理を実施している場合もありますので、都合に合わせてうまく活用しましょう。
不良があるにも関わらず走行を続けるのは非常に危険であるため、定期メンテナンスを行い問題がある場合には必ず修理するよう注意しましよう。
電動キックボード購入後の保管やメンテナンスなどのまとめ
年々普及が進んでいる電動キックボードですが、購入後には走るための準備や定期的なメンテナンスが必要になります。これらを怠ってしまうと事故や事件の原因となってしまうため、法的に原付自転車などと同等のモビリティであることを念頭に置いて扱うことを心掛けましょう。
定期的なセルフメンテナンスや出張修理サービスを活用した安全性の確保、駐輪場所の防犯の徹底を行い、次世代モビリティの安全で快適な走行を楽しみましょう。